ε-ポリリシンは、Streptomyces albulusの好気発酵により商業生産される天然ポリカチオン性バイオポリマーです。その抗菌メカニズムは、カチオン性アミノ基と負に帯電した細菌細胞膜との静電的相互作用により、膜破壊、細胞内容物の漏出、細胞死を引き起こします。
化学保存料と異なり、最終的に体内でタンパク質として代謝されるペプチドです。日本(1989年以降)、中国(GB 2760)、韓国、米国(FDA GRAS Notice GRN 000135)で食品使用が承認されています。有効使用濃度は非常に低く(10〜500 ppm)、広いpH範囲(3〜9)で安定し、120°Cで20分のオートクレーブ処理後も活性を維持するという、天然保存料として類い稀な特性を有します。